今回発刊の増補版では、「青木第六天神社」の項で、青下集落が天明飢饉で全滅し廃墟集落になった後に、山形県東根からこの空き家に多くの人たちが移り住んで集落を為した「命の仙山交流」など、関山街道、二口街道それぞれの山形側の記事を充実させています。
著者_加藤榮一さんの地元愛と仙山交流にかける思いのこもった増補版、よろしければ書店等でお買い求めください。
[「増補刊行にあたって」より]
令和二年(二〇二〇)に『仙台西部 宮城と秋保の歴史物語 最上古道から現代まで』を上梓したところ、多くの皆様から感想や励ましの言葉を寄せていただいたことは望外の喜びだった。特に仙台と山形は古来より奥羽山脈を越えて太平洋と日本海をつなぎ、土地ごとに根付いた文化・経済・産業の交流が脈打っている所であることに着目いただいたことに感謝したい。そして、日本の近代化の中で健闘し、戦後復興の中で苦闘し仙台西部地域を切り拓き、現在の発展の礎となった人物や事々をもっと書き残すように背中を押してくださる声にできる限りお応えしたいと思い、増補の刊行を考えるに至った。
【概要】
版 型 A5判
頁 数 440頁
製 本 並製本アジロ綴じ
著 者 加藤榮一
発行所 蕃山房定 価 1,980円(本体1,800円+税10%)